富沢祥也選手
2010年 09月 06日
富沢選手は開幕戦のカタールグランプリで優勝、第二戦スペインGPで2位、その後のレースでも入賞を繰り返していました。 「近い将来かならずチャンピオンを獲る」と感じさせてくれていたライダーでした。
転倒した時は前後のマシンと激しい接近戦をしていたようです、右の高速コーナーで縁石外のグリーンに乗ってしまっての転倒でした。
私には単なるミスには見えませんでした。
アウトの縁石をぎりぎりまで使いコーナーの脱出速度を稼ぎ前を行くマシンをパスするため、また直後に迫るマシンを引き離すために限界まで攻め抜いた結果のオーバーランだったように思います。
本当にくやしい くやしくて、くやしくてしようがない
しかし、彼の走りが私たちに何かを伝えてくれていた、そしてその何かがどこかにつながっていくのだと信じています。

MOTOGPのライダーや関係者がコメントを発表していますが、みな一様に富沢選手のライダーとしての類稀な才能と陽気であたたかな人柄に触れています。 その中でも印象に残ったのは、MOTOGPクラスに参戦中のヤマハのファクトリーライダーの一人、バレンティーノ・ロッシ選手のコメントです。
「前略・・・でも、今日のように悲しいことが起こると、すべてがゼロになってしまう。そして成績などどうでもよくなってしまうんだ。祥也は素晴らしいライダーだったし、それ以上に人間としてとても温かみがあった。それに面白くて、いつも笑っていて、みんなを楽しませるようなことばかり話していた。まだ若く、未来があっただけに、みんながとても悲しんでいる」
皆がどんな思いでレースに参加しているのかが伝わってきます。
「やっぱりオートバイレースは最高だ」という気持ちは、より強くなりました。
ありがとう富沢選手
彼の存在と未来の「WGP最高峰クラス日本人世界チャンピオン誕生」は、しっかりつながっていると思う。
EAGLE motorsWEB
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